記録する事は私の使命「3秒前のあなたはもういない」
「3秒前のあなたはもういない」という言葉が示すように、人生の瞬間を記録することは私の使命です。宮城県でカメラマンをしていた頃、部活動に特化した個人向けの記録アルバムを制作していました。レギュラーや控え選手、記録員の区別なく、全員の個人記録をアルバムにして届けていました。練習風景や日常の瞬間を捉えた写真は、多くの人々に喜ばれ、支持を受けていました。
しかし、会社の閉鎖により、私は岩手の実家に戻り、介護の仕事に転身しました。初めは戸惑いもありましたが、人生の先輩方への恩返しと考え、仕事を続けました。そんな中、元高校球児から感謝の電話を受けたことが、私の人生を大きく変えました。社会人となり苦悩する彼にとって、高校時代のアルバムが心の支えとなり、「一生の宝物」になったと聞き、写真の力を再認識しました。
東日本大震災の経験も、私の使命感を強めました。介護施設で被災し、困難な状況の中で利用者のケアに当たりました。被災地のニュースで、人々が瓦礫の中から必死に写真を探す姿を見て、記録の重要性を痛感しました。
これらの経験から、「写真の力で世の中を笑顔で溢れさせたい」という夢が生まれました。記録を通じて、人々が自分自身を励まし、前向きになれると信じています。社会の様々な問題に直面したとき、自分の記録を見ることで、過去の自分が今の自分を励ましてくれる。そうして本当の自分を取り戻せる人が増えれば、世の中はもっと笑顔で溢れると確信しています。
だからこそ、私は記録し続けます。一枚一枚の写真が、誰かの人生を支え、社会をより良いものにしていく力になると信じているからです。私が撮れば撮るほど、日本は良くなっていく。その思いを胸に、これからも写真家としての使命を果たしていきたいと考えています。
略歴
・岩手県立花巻北高校 卒業
・獨協大学法学部法律学科 卒業
・中外写真薬品株式会社に3年間勤務
・SportsWinにて12年間カメラマンとして活動
・東北楽天ゴールデンイーグルスオフィシャルを経験
・宮城県 78 校、福島県 93 校、山形県 55 校の高校野球並びに男女ハンドボール、
男女バレーボール、サッカー撮影
・48都道府県甲子園(2001 年~2006 年春・夏)撮影
・宮城県仙台市内の 10 ダンススクール撮影
・保育園1園撮影
・特別養護老人ホーム「光寿苑」にて8年間勤務
・国家資格介護福祉士を取得
・現在東京都台東区浅草橋を拠点にカメラビジネスを展開中